東京ディズニーランドの中でも、「癒し」「平和」「安心」の象徴ともいえるアトラクション、イッツ・ア・スモールワールド。
待ち時間が長くても、船に乗った瞬間に不思議と心が落ち着く、そんな特別な空気を持ったアトラクションです。
一見すると、ただ世界の子どもたちが歌っているだけのライドに見えますが、
実はそこには、ウォルト・ディズニーが世界に伝えたかった強いメッセージが詰め込まれています。
なぜスモールワールドは「一番奥」にあるのか
イッツ・ア・スモールワールドは、
世界中どのディズニーパークでも、入口から一番遠い場所に設置されています。
これは偶然ではありません。
入口は「現実の世界」。
そこから奥へ奥へと進んだ先にあるのが、
現実から最も離れた理想の世界──それがスモールワールドなのです。
パークを歩いているうちに、
少しずつ現実の感覚が薄れ、
最後にたどり着く“答え”として用意されている場所。
それが、イッツ・ア・スモールワールドです。
誕生のきっかけはニューヨーク万博
イッツ・ア・スモールワールドは、
1964年の**ニューヨーク万国博覧会(万博)**のために制作されました。
当時のテーマは、
「世界の子どもたちの幸せ」。
冷戦の真っただ中で、
国同士の対立や不安が渦巻く時代に、
ウォルト・ディズニーはこう考えました。
世界を変えるのは、武器ではなく
未来を生きる子どもたちの笑顔だ
この思想が、そのままアトラクションの核になっています。
世界中の建物を“すべて合わせて”作られた外観
スモールワールドの外観をよく見ると、
特定の国の建物ではないことに気づきます。
-
ヨーロッパ風の塔
-
中東を思わせるドーム
-
アジア的な装飾
これらをすべて組み合わせて作られた建物が、
イッツ・ア・スモールワールドの外観です。
これは、
「どこかの国」ではなく
**「世界そのもの」**を表しているから。
なぜ“子ども”だけが登場するのか
アトラクションに登場するのは、
すべて子どもたち。
大人は一切登場しません。
これは、
-
国籍
-
宗教
-
言語
-
価値観
といった違いを知らない存在として、
人間の原点を表しているからです。
すべての部屋に共通する「太陽」の存在
イッツ・ア・スモールワールドの
すべての部屋に必ず存在するものがあります。
それが、太陽。
この太陽には、
「すべての人は、同じ太陽の下に生きている」
というメッセージが込められています。
実はこの太陽、
エリアごとに 形・色・雰囲気がすべて違う んです。
訪れたときは、
ぜひ各エリアの太陽を探してみてください。
同じ歌が流れ続ける理由
「♪It’s a small world after all」
この曲が止まらず流れ続けるのは、
意図的な演出。
-
国が変わっても
-
言葉が変わっても
-
文化が違っても
根っこは同じということを、
音楽で体験させているのです。
クライマックスは“国境の消失”
後半では、
それまで分かれていた国の境界が消え、
すべての子どもたちが同じ空間に集まります。
衣装は違っても、
歌っているのは同じ歌。
これが、
ウォルト・ディズニーの出した答えです。
実は眠くなる理由と、もう一度ちゃんと乗りたい理由
正直に言うと、
スモールワールドは 眠くなるアトラクション でもあります。
ゆったりした動き、
優しい音楽、
一定のリズム。
でも、それは
「考えなくても受け取れるように作られている」から。
意味を知った今だからこそ、
もう一度、しっかり味わって乗りたい。
そう思わせてくれるアトラクションです。
建物に隠された時間の演出
実はイッツ・ア・スモールワールドの建物は、
15分おきに時間を知らせる仕掛けがあります。
時間に余裕があるときは、
ぜひ外観にも注目してみてください。
怖さ・安心度評価
-
怖さ:★☆☆☆☆
-
安心度:★★★★★
-
世界観の深さ:★★★★★
まとめ|イッツ・ア・スモールワールドは理想の世界そのもの
イッツ・ア・スモールワールドは、
-
現実から一番遠い場所
-
世界中の文化を集めた建物
-
太陽の下で平等に生きるという思想
これらすべてを、
静かに、優しく伝えてくれるアトラクションです。
次に乗るときはぜひ、
ただ可愛いだけではない
その“意味”も感じてみてください。
内容には諸説あります。
あわせて読みたい
スプラッシュ・マウンテン完全考察|実は怖い?物語と裏話、誕生の秘密や濡れ具合まで徹底解説
ホーンテッドマンションは怖い?考察でわかる999人の亡霊と館の物語



コメント