トゥーンタウン完全考察|ミッキーが市長?1983年から存在していた?知ると100倍楽しくなるBGSと裏話まとめ

トゥーンタウン

  • 「トゥーンタウンってキャラクターに会えるだけのエリアでしょ?」

そう思って通り過ぎているとしたら、かなりもったいないです。

このエリアには「なぜ1996年にオープンしたのか」「ミッキーが市長なのか」「街の建物はそれぞれ誰が経営しているのか」という、知ると歩くだけで100倍楽しくなる裏設定が山のように詰まっています。

今回はトゥーンタウン全体のバックグラウンドストーリーから、アトラクションの隠し設定、街に仕掛けられたギャグまで徹底解剖します。


そもそも「トゥーン」って何者?基本のBGS

まずエリア名の「トゥーン」という言葉から整理しましょう。「トゥーン」とは、ミッキーマウスやミニーマウス、ロジャー・ラビットのようなアニメーションキャラクターのことを指します。漫画やアニメを意味する「カートゥーン」という言葉をご存知の方も多いはず。その「カートゥーン」から来た言葉です。

つまりトゥーンタウンとは、ディズニーのアニメーションキャラクターたちが実際に生活している街のこと。ミッキーたちにとって、ここは「職場」ではなく「自宅のある故郷」です。

街には住居だけでなく、市役所・銀行・郵便局・消防署・ガソリンスタンドなど、生活に欠かせないインフラがすべて揃っています。そして驚くことに、それらの施設のほとんどがディズニーキャラクターたち自身の経営なのです。


トゥーンタウンは開園当初から「存在していた」

東京ディズニーランドは1983年4月15日に開園しましたが、トゥーンタウンのオープンは1996年4月15日です。開園から実に13年後のことでした。

では、1996年以前にこの場所は何もなかったのかというと——バックグラウンドストーリー上では「違う」のです。

公式の設定によると、トゥーンタウンは東京ディズニーランドの開園当初からずっと存在していました。ただし当時は「トゥーンたちだけの居住専用エリア」として、人間には非公開だったのです。

それが変わったのは、ゲストからの熱烈な要望がきっかけでした。「ミッキーたちともっと触れ合いたい!」という声が高まり、ミッキーは仲間たちに提案します。「みんなも賛成なら、トゥーンタウンを全ての人に公開しようよ!」と。トゥーン全員が賛同し、こうして1996年に晴れてトゥーンタウンの扉が開かれたのです。

つまり、トゥーンタウンは「新しく作られたエリア」ではなく、「ずっと存在していたけれど初めて公開されたエリア」という設定なのです。この視点を持つだけで、街の見え方がまったく変わります。


トゥーンタウンは「3つのエリア」に分かれている

一口にトゥーンタウンといっても、内部は明確に3つのゾーンに分かれています。それぞれに役割と設定があります。

① ミッキーアベニュー(居住エリア)

ミッキー、ミニー、グーフィー、チップとデールなどのキャラクターたちが実際に住む住宅街です。各キャラクターの家が並んでおり、その中に入って生活の様子を垣間見ることができます。

② トゥーンスクエア(行政エリア)

街の中心にある行政の中枢です。市役所、銀行、郵便局、消防署などが集まっており、トゥーンタウンの社会インフラを支えています。市長のオフィスもここにあります。

③ ダウンタウン・トゥーンタウン(商業エリア)

ロジャー・ラビットのカートゥーンスピンがある賑やかな商業地区。ショップやレストランが並び、日々ギャグとジョークが飛び交うにぎやかな場所です。


ミッキーは市長!トゥーンタウンの政治を知ろう

トゥーンタウンの市長はミッキーマウスです。これはキャラクター設定として公式に定められており、街の至る所に市長ミッキーの痕跡が残っています。

例えば、ガジェットのゴーコースター(現:チップとデールのガジェットコースター)の乗り場に飾られている設計図をよく見てみてください。そこには「市長・ミッキーマウス」のサインが入っています。コースターの建設がミッキー市長公認の公共事業として行われたことを示しているのです。

また、トゥーンスクエアの市役所には市長室があり、ミッキーがここでトゥーンタウンの行政を取り仕切っているという設定になっています。なんともほほ笑ましい市政ですね。


実はロジャー・ラビットのために作られたエリアだった

トゥーンタウンの誕生には、意外な「幻の計画」が隠されています。

もともとトゥーンタウンは、映画「ロジャー・ラビット」に登場するトゥーンタウンをモデルとして作られたエリアです。計画段階では、カリフォルニアのディズニーランドに「ハリウッドランド」という新テーマランドを作る構想があり、ロジャー・ラビットがメインキャラクターとして据えられる予定でした。

しかし、パリのディズニーランドの経営悪化などが影響し、大規模なハリウッドランドの建設計画は白紙撤回されてしまいます。その代わりに誕生したのが、コンパクトにまとめられた現在のトゥーンタウンです。

幻となった計画の名残として、「ロジャーラビットのカートゥーンスピン」だけがトゥーンタウンのアトラクションとして実現しました。あのアトラクションには、幻の大計画の生き残りという複雑な歴史が刻まれているのです。


キャラクターたちが経営する街の施設を完全解説

トゥーンタウンの最大の魅力のひとつが、各施設にキャラクターたちの経営設定があることです。ただ通り過ぎていたら絶対に気づかない情報を一挙に紹介します。

グーフィーズガス(グーフィーのガソリンスタンド)

グーフィーが経営するガソリンスタンド兼車修理屋です。なんと無料でタイヤ用の空気入れや洗車用のお水を提供しているという良心的なお店。トゥーンタウンでは車がよくぶつかったり壊れたりするため(トゥーンなので)、修理屋として大活躍しています。

三匹の子ぶた建設会社(スリーリトルピッグ・コンストラクション・カンパニー)

「三匹の子ぶた」が経営する建設会社です。ガジェットのゴーコースターの設計図にもこの会社のマークが入っているほか、トゥーンタウン内のさまざまな建物の建設を担当した設定になっています。

消防署(101番)

トゥーンスクエアにある消防署のドアベルを鳴らすと、2階の窓からダルメシアンの子犬が顔を出します。ドアの上には「101」という数字が。これは映画『101匹わんちゃん』の101に掛けた演出で、消防隊員がダルメシアンたちという設定になっています。

花火工場と破産した保険会社

トゥーンタウンには花火工場があります。しかし爆発させすぎたせいで、この工場の保険を担当していた保険会社が破産してしまったというBGSがあります。その破産した保険会社の建物がトゥーンタウンのどこかに残っているので、ぜひ探してみてください。ドアノブをひねると不思議なことが起きますよ。

郵便局の「しゃべるメールボックス」

トゥーンタウンの郵便局には、各キャラクターの私書箱が設置されています。つまみを回すとキャラクターの声が流れる私書箱や、話しかけてくれるメールボックスなど、ここだけでも十分楽しめる仕掛けが満載です。

グーフィーの畑に生えるポップコーン

グーフィーのペイント&プレイハウスの庭には畑があります。そこで育てられているとうもろこしをよく見てみると……直接ポップコーンが実っています。トゥーンタウンの太陽はギラギラすぎてとうもろこしが弾けてしまうのだとか。そのポップコーンをグーフィーが近くのワゴンで販売しているという設定です。


ガジェットのゴーコースターのBGSが面白すぎる

チップとデールのガジェットコースター(旧:ガジェットのゴーコースター)には、知るとニヤリとできるBGSがあります。

実は最初からコースターではなかった

もともとガジェットはガラクタを運ぶためのベルトコンベアーを作りました。ところがトゥーンタウンの住民たちがそのベルトコンベアーを面白がって上に乗って楽しんでしまったのです。それを見たガジェットが「じゃあいっそコースターにしよう!」と思い立ち、現在のジェットコースターになったというわけです。

コースターの素材はすべてガラクタ

このコースターはドングリ・歯ブラシ・ハサミ・積み木・ジュースのフタなど、ガジェットが集めたガラクタを組み合わせて作られています。よく目を凝らすと、さまざまなガラクタが構造物に使われていることがわかります。

待機列(Qライン)も同様で、定規がベンチになっていたり、ボルトが水飲み場になっていたりと、通常より巨大な日用品が並んでいます。これはゲストがガジェットやチップとデールと同じサイズ(リスほどの大きさ)になったという設定の演出です。

隠れミッキーはジュースのフタにある

コースターの構造部分に、ジュースのフタのようなものが3つくっついている場所があります。その3つのフタの配置をよく見てみると……ミッキーの顔の形になっています。ガラクタを組み合わせた中に隠れミッキーが潜んでいるのが、いかにもガジェットらしいユニークな演出です。


ロジャーラビットのカートゥーンスピンの暗号ナンバープレート

ロジャーラビットのカートゥーンスピンのアトラクション内には、13枚のナンバープレートが飾られています。一見普通のプレートに見えますが、実はすべてに暗号が隠されています。

例えば「1D N PTR」はウェンディ&ピーター(ウェンディ in ピーター)、「2N TOWN」はトゥーンタウン、といった具合にディズニーに関連する言葉の略語になっています。全部で13枚あるので、友達や家族と「何個解読できるか」競争してみると待ち時間も楽しくなります。

またアトラクションのストーリーは、悪党のイタチたちに誘拐された愛妻ジェシカを救うために、ロジャー・ラビットが大奮闘するというもの。ゲストはイエローキャブ(タクシー)に乗ってその様子を追跡します。映画「ロジャー・ラビット」の世界観をそのまま体験できるアトラクションです。


ミニーの家に仕掛けられた5つの隠し演出

ミニーの家はウォークスルー型のアトラクションですが、ただ歩いて見るだけではもったいないほどの仕掛けが隠されています。

まず香水の匂いを感じられる演出があります。ミニーの部屋では実際に香りがするポイントがあるので、ぜひ鼻を近づけてみてください。次に目の中にハートが映り込む鏡があります。普通の鏡のように見えますが、覗き込むと自分の瞳の中にハートマークが映って見えます。そして耳で楽しむ隠れミッキーも。特定の場所に耳を澄ませると、どこかからミッキーに関連した音が聞こえてきます。

ミニーの家は「ただ写真を撮る場所」ではなく、全身の五感を使って楽しむアトラクションなのです。


グーフィーのペイント&プレイハウスにいる「レアキャラクター」

グーフィーのペイント&プレイハウスは、ゲストがペンキ発射装置「トゥーントーン・スプラットマスター」を使ってグーフィーの部屋に色を塗るアトラクションです。

実はここに、東京ディズニーランドで唯一の隠れダッフィーが存在するといわれています。ダッフィーは通常ディズニーシーでしか会えないキャラクター。しかしグーフィーの家の本棚の一部のパターンに、ダッフィーのぬいぐるみが飾られているのです。

内装はランダムにパターンが変わるため、狙って見ることはできません。運良く出会えたらラッキーと思ってください。


トゥーンタウンに流れるBGMの秘密

トゥーンタウンのBGMは、他のエリアと明らかに雰囲気が違います。軽快でコミカルな音楽が流れており、まるでアニメの世界に入り込んだような気分にさせてくれます。

実はこのBGMはディズニーの短編アニメーションに使われた楽曲が多く採用されています。ミッキーが活躍した1930〜40年代のクラシックなカートゥーン音楽が現代のトゥーンタウンでも流れており、街全体が「生きたアニメーションの舞台」であることを耳からも感じさせてくれます。


まとめ|トゥーンタウンは「歩くだけ」で楽しいエリア

トゥーンタウンはアトラクションに乗らなくても、街を歩いて仕掛けを見つけるだけで十分すぎるほど楽しめるエリアです。

  • 1983年の開園当初から「存在していた」が、1996年まで非公開だった
  • ミッキーマウスが市長を務め、街のキャラクターたちがそれぞれ会社を経営している
  • 実はロジャー・ラビットのための大テーマランドとして計画されていた幻の歴史がある
  • グーフィーの畑にはポップコーンが直接実り、それを販売している
  • ガジェットのコースターはベルトコンベアーが進化したもので、全部ガラクタでできている
  • ナンバープレートにはディズニーの暗号が13枚分隠されている
  • ミニーの家では香り・鏡・音の仕掛けで五感を使って楽しめる
  • グーフィーの家には東京ディズニーランド唯一の隠れダッフィーが存在する

これを知ってからトゥーンタウンを歩くと、今まで素通りしていた建物の看板ひとつひとつが気になり始めます。

次にトゥーンタウンを訪れるときは、アトラクションに乗るだけでなく、街の看板・建物・仕掛け・音・匂いまで、すべてに意識を向けて散策してみてください。きっと「もう一度ゆっくり来たい!」と思うはずです。

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